The Anti-Smoking Society in Akita(ASA)
秋田禁煙サロン 2012年
このたび秋田・たばこ問題を考える会では、タバコによる健康被害の実態をもっと多くの人々に知ってもらう必要を感じ、会員が交代でコラムを書くことにしました。 このホームページをきっかけに禁煙に成功し、タバコの害から逃れる人が一人でも増えることを切望します。
2012年12月号 お母さん、お父さん、タバコ吸ってる場合じゃありませんよ
すずきクリニック 鈴木裕之
タバコが身体によくないのはもう小学生でも知ってる世の中の常識だが、他人のタバコの煙を吸わされる受動喫煙に関してはまだまだ認知度が低い。たとえば同じ部屋の中で相手が5本のタバコを吸うとタバコを吸わない自分も1本吸ったのと同じ健康被害になるというレポートがある。先日、久しぶりに同級生と会い、彼が連れて行ってくれた居酒屋でカウンターに座った11人のうち私を除く10人が一斉にタバコを吸い出した時には、もう酒も料理の味もあったもんじゃない、思わず店を飛び出したくなった。
その受動喫煙の被害者のうち子どもたちの被害についてお知らせしたい。家庭内に喫煙者がいると子どもたちはタバコの煙を吸うことが当たり前になり、それが自分の健康を損ねると他人から言われても信じがたいと思う。きちんとした研究データに裏打ちされた受動喫煙による子供の疾患としては、乳幼児突然死症候群(受動喫煙のない子供と比較しリスクは4.7倍、以下同じ)、気管支喘息(1.2-4.8倍)、肺炎(1.4倍)、中耳炎(1.5倍)、虫歯(2倍)がある。その他にも小児がん(脳腫瘍、白血病、悪性リンパ腫)の発症も高くなると報告されている。
そして2005年にはとうとう受動喫煙は子供の知能低下を来すという論文が発表された(Yolton, K. et al.:Environ Health Perspect 113:98-103,2005)。論文では6才から16才の4,399人を対象に受動喫煙レベルを尿検査で測定し、テストの点数との関係を調べた。その結果、国語と算数で図形認識で子どもの受動喫煙が大きいほど成績が悪かったのだ。それもわずかな受動喫煙でも成績の低下がはっきり現れていた。さらに昨年(2011年)には同じ方法で子供の精神疾患リスクを調査すると受動喫煙レベルと子供のうつ病、不安障害、行動障害の発症率に明らかな関係が見いだされた(Bandiera, FC. et al.:Arch Pediatr Adolesc Med 165:332-338,2011)。
受動喫煙により子供は知らない間に病気になり、それも身体的だけでなく精神的にも、そして知的能力も伸びないことになる。さらに、身近なそして一番大切なかけがえのない子供を自分のタバコで傷つけているということを知らないということは悲劇だ。お母さん、お父さん、自分の勝手でしょとタバコを吸ってる場合じゃありませんよ。わが子の未来を明るくするためにもすぐに禁煙しましょう。
2012年11月号 喫煙者の階層化
大澤クリニック 大澤佳之
最近の喫煙者は確実に減っていると実感されます。社会の喫煙者に対する風当たりも厳しいものとなってきています。感じることですが,だんだんと喫煙者は社会の角に向かって追いやられつつあるのではないのでしょうか。以前は、医師でさえ多くの喫煙者がいたものですが、最近の若い医師で喫煙者はまずいないでしょう。今では、医師における喫煙率が最も高い年齢階層は60歳代なのです。喫煙者と非喫煙者の階層化が進んでいます。 年齢、職業、地位、学歴、年収などにより喫煙率は大いに異なってきています。また、精神疾患を患っている患者さんは喫煙率が高く、また、諸種の事情のため禁煙がなかなか難しいことが多いのです。つまり、日本における喫煙者は、より社会階層が下の人々や精神疾患を持つ人々などへ収斂しつつあるのではないでしょうか。我々は、喫煙者やその周囲の人々の健康を考え、また、健康な社会への大切な導きの1つと信じて、禁煙活動を行っています。ただ、これが社会的弱者への差別ととられる事のないよう常に意識を高めておく必要があるのではないかと思います。
2012年10月号 禁煙に挑戦する前に実行すべきこと
たわらや内科 俵谷幸蔵
過度なストレスがあると、人は異常行動に走ることがあります。例えば、女性の場合、ストレスを感じると甘くておいしいものにすぐ手が出てしまう傾向があります。一方、男性ではストレス解消のため、喫煙行動に陥りやすいです。現代人がニコチン依存症になる最大の原因は、おそらくストレスではないかと考えます。
ストレス解消のため毎日タバコを吸っていると、いつの間にかニコチン切れがストレスになり、イライラしたり落ち着かなくなり、喫煙を繰り返します。
たばこを吸うと、たばこに含まれるニコチンが脳のニコチンレセプターにくっつき、ドーパミンという多幸感をもたらすホルモンが放出され、一時的に気持ちが癒されるからです。
たばこをやめたくてもやめられない理由は、この快感が体に染みついているからです。
そのため、ついたばこに手が伸びてしまいます。したがって、たばこに含まれるニコチンは、麻薬にも劣らない強い依存性を持つのは明らかです。
さて、ニコチン依存症の人が禁煙に挑戦しても、一度で成功する人は少なく、3回~4回目で禁煙に成功する人が最も多いです。そこで、禁煙に挑戦する前に、まず心得て実行すべきことがあります。それは、喫煙以外のストレス解消法を見つけることと、禁煙すると食欲が出て太ることが少なくないため、体重増加を防止することです。ウオーキングの習慣を勧めますが、歩くのが嫌いな人もいます。禁煙に挑戦する前に、あらかじめ野菜や魚中心の食生活、ストレッチ体操をする、たばこを吸いたくなったら冷たい水を飲むなど、無理のない生活習慣の改善に取り組むことが禁煙成功への必須条件である、と考えます。
2012年9月号 禁煙を勧める難しさ
秋田組合総合病院 添野武彦
ドック検診を担当していて、禁煙を勧めることの難しさを、最近つくづく感じています。ドック受診者は、一部の例外を除き、本質的に健康人であるので、当然のことながら自覚症状はありません。例えば既往歴を見て、喫煙歴○○年、高血圧症で治療中などという方が、しばしば受診されます。高血圧症による危険性が主治医から説明され、治療を継続しているわけですが、同時に説得される喫煙のことについては、話半分に聴いていれば良いほうで、診察の場だけを上の空の話で返事をしてやり過ごす。病院を出た途端に敷地内禁煙の看板は、道路標識と同等に無視して喫煙を貪る。等というご仁を経験することは一再ならずです。そのような方々に禁煙の必要性を説明したとき、受け入れてくれるかどうかは、応答の間に凡そ検討がつくようになりました。3つの群に分類できるようです。第1群(禁煙への関心群);こちらの話に関心を示し、禁煙方法などを質問してくれる方々。今迄の禁煙の試みでの失敗や、禁煙の圧力を感じている事等にも話が及びます。第2群(中間群);タバコの害は知識として一応知っているが(本人の言であり、更に問い質すと余り知らない事が判明する)、自分には起こりえないと考えている方々。または『そのうち禁煙します』等と、その場を取り繕おうとする方々。第3群(拒絶群);イライラし乍ら説明を聞いているか、御託を並べないで早く説明を終れ!という態度が如実な方。または、様々な理由を述べ立てて喫煙をするご自分を正当化する方。はじめから《禁煙する意思なし》とする方々です。
第1群の方々は、保健師からの追加の説明や、検診結果の説明に、禁煙の必要性を追記すれば何とかなりそうです。第2群の方々には、高血圧症や糖尿病の基礎疾患治療の際に主治医から、繰り返し禁煙を硬軟取り混ぜて説明するのが宜しいでしょう。しかし、無関心、または拒絶している第3群の方々は、最難関です。医療従事者または家族の意見さえ聞き入れないのですから。これには、メディアを通じた啓発、タバコ値上げなど、社会的な働きかけと共に繰り返し、やんわりと説明していくしか無いのかな?と感じています。
とは言え、喫煙のもつ健康障害を知った以上、ドック受診の《喫煙健常者》には、様々な方法を駆使して禁煙を勧めてゆきたいと思っています。
2012年8月号 受動喫煙のない職場を目指して
協会けんぽ 梅津真美
報道等でご覧になった方も多かったと思います。先日、政府の計画としては初めて成人喫煙率の数値目標を掲げた新たな「がん対策推進基本計画」が閣議決定されました。その中では職場での受動喫煙も取り上げられ「2020年度までに受動喫煙のない職場を実現する」と目標が揚げられていました。
現在、協会けんぽでは、加入事業所を対象に「受動喫煙防止対策に関するアンケート調査」を実施しております。回収率が大変良く、反応の大きさに驚いています。回収されたアンケートからは、防止策を講じたくても周りが吸っていて困る・職場の理解がなく難しい等の現状も垣間見えます。また協会けんぽに取り組んでほしい事としては、受動喫煙の情報提供だけでなく、関係機関に働きかけて条例規制・禁煙や分煙についての表示を求める声等もありました。「社会全体で取り組まなければならない問題だ」と、あらためて感じているところです。『美味しい空気がどこでも吸える・・そんな日常って素敵だなあ~』と思う最近の私です。
アンケートがまとまりましたら後日ご報告いたします。
2012年7月号 ライフプランナー
上神田 正利
私は生まれて32年間タバコを吸ったことは一度もございません。これはひとえに父のおかげです。私の父はタバコを吸うことが多く、車の中、家の中は常にタバコの臭いがしていました。子どもながらに、これは人の気分を害する物だと感じていました。
社会人になってから営業職に就きましたが、当初はお客様のご自宅に伺う機会が多くあり、小さなお子様がいるご家庭もたくさんありました。私はタバコを吸いませんので衣服についたタバコの臭いや、口臭がとても気になります。タバコを吸わない方で小さなお子様がいるご家庭の方はそういう考えの方が多いようです。
ここで考えていただきたいのが、人と会うときにその人の嫌な思いをさせてはいけないということだと思います。特に対面営業をされている方には伝えておきたいですが、いくら相手に良いことを話そうとしても、相手がタバコの嫌いな方でしたら、ファーストコンタクトの瞬間に相手から距離を置かれている事に気づかなければいけないと思います。
ある経営者の方から、「自宅や会社にタバコを吸う営業が話をしにきたら、いくら良い話をしてもその人から物は購入しない」というお話を伺った事があります。それは、単にタバコが嫌いという理由からでした。
自分自身の中で今の環境の中でタバコを吸う事と、健康面、家庭の中、仕事面などなど、トータルで必要性を考えた上で禁煙をする事が自分のためになるのであれば、禁煙をされてみては如何でしょうか?
2012年5月号 禁煙考
ノバルティスファーマ(株) 松本太
3月11日の当日、会社の事務所で会議中に地震に会いました。家族が仙台にいるため、安否を夕方17:00頃電話で確認でき、一路仙台に向かおうと出発したところ、東北道は通行止めで4号線も渋滞になると予想して、山形の酒田経由で仙台に向かいました。途中停電で真っ暗になり高速道も暗く、ガソリンもなくなるのでガソリンスタンドをと考えていたところ、突然、鶴岡付近で町が明るく輝いていることが高速道から見えて、ここで降りてガソリンを満タンにして、スーパーも空いていたので、思いついた食料を買い出し仙台に向かいました。夜中の2時頃につきましたが、電気・ガス・水道のライフラインが全てだめでした。しかし家族が元気でいたことだけで安心しました。それから1週間水道が使えず、電気は2週間・ガスは1ヵ月間使えずライフライン大切さ、物のありがたさを改めて実感しました。 ところで昨年の11月6日の禁煙指導講演会でリセット禁煙研究会の磯村先生の講演の冒頭で芸能界の嵐とEXILEどちらが喫煙しているのか?言う問いに外見からして、EXILEと思いきや、嵐であることがわかりました。ともに歌と踊りが関係しますが極める事になるとやはり禁煙が必要であり、私も大学時代バスケットボール部に所属していて体力を維持してレギュラーを獲得して試合に勝つためには、たばこが不要で、そこで禁煙をして、いまでも継続している。状態です。 またニコチネルTTSを販売している会社として、禁煙には積極的に取り組んでいると思われるので会社での禁煙について報告します。 社長から私たち会社は社員と家族の健康を大切にしたいと考えています。社員1人ひとりが、一層元気に活躍できるよう、生活習慣病の予防などを含めた健康管理の充実を図っていきます。その一環として、これからスモークフリー(禁煙)を推進します。これを機にチャレンジしてみませんか?とスモークフリ―宣言をして禁煙を推進しています。 内容は年に1回期間を決めて禁煙プログラムで宣誓書、確認書に記入して終了後本社にアンケートを依頼しています。ニコチネルパッチ・ニコチネルミント(OTC薬)4週間分を提供されます。実際、前回の2010年5月から6月の期間で83名が参加しました。それぞれ成功する人、失敗する人さまざまですが、継続して会社の喫煙率を下げていく取り組みを実施しています。また会社が喫煙は生活習慣病の危険因子の一つであり、自分自身だけでなく会社はヘルスカンパニーとして、禁煙を推進していく姿勢を示す上で、この様な取り組みは、大切な事と考えます。 最後にまだまだ震災の影響が多々多くあると思いますが、今、出来ること、些細な事でもいいので、明るく前向きに取り組み、行動することだと思います。2012年 6月号 秋田県の今年度のたばこ対策
秋田県がん対策室 佐々木 直
秋田県では「たばこ対策はがん対策」と捉え、がん対策室がたばこ対策事業を担当しています。昨年度は、秋田・たばこ問題を考える会を始めとする関係団体と協力し、受動喫煙防止フォーラムや「あきたタバコとりびあクイズ」の制作など、様々なたばこ対策事業を実施しました。
今年度も、5月26日に「世界禁煙デー秋田フォーラム」を開催したほか、秋には「受動喫煙防止秋田フォーラム」等の普及啓発イベントを予定していますが、新たな試みとして、学校教育現場へのアプローチを考えています。これは、「あきたタバコとりびあクイズ」の児童生徒バージョンを制作し、学校の先生に授業でこのクイズを使ってもらうことで、児童生徒に対して、たばこが健康に与える影響について学んでもらうおうというもです。今後みなさんと協力してクイズを作成し、秋に行われる保健体育の先生を集めた研修会でクイズのPRをしたいと考えています。
他にも、禁煙の施設認定など、今年度行っていきたい取組がたくさんありますが、関係団体の方々と協力しつつ、県としても引き続き、たばこ対策推進のために努力していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2012年 5月号 カッコいい、という事
ほの化調剤薬局 神成 伸彦
「子供の名前が危ない」という本を読みました。 最近、簡単には読めないような名前の子供が増えています。 それは 我々のようにたくさんの子供たちに接する職業では、かなり深刻な問題でもあるのです。
それを、批判したり、バカにするわけでもなくて、そういった風潮にある時代背景など、根本的な問題を究明する、という内容の本です。
名付けの傾向として、流行する名前というのは、見事に時代背景を映し出すそうです。 例えば、物のない時代には「豊」などの名前が増える、などです。
では、今の時代、変わった名前が増えてる理由はと言えば。。。
今は、「没個性」の時代です。 敷かれたレールに、いやおうなしに従って生きていかなければいけない時代。 そんな時代に、とにかく珍しい、という事を「個性」というものを取り違え、変わった名前を付けてしまうそうです。
そんな名前を付けた親に、名付けの理由を聞くと、「カッコいいから」。 それだけで、意味や、文字の誤り、名付けられた子供の将来の不具合などはまったく考えていないことが多いそうです。
自分の存在、というものに対して不安であればあるほど、変わった名前を付けてしまうことが多いそうです。
さて、前置きが長くなりましたが。 「タバコ」を始めるキッカケというのも、これに近い気がします。
若気の至りで、興味本位で、目立ちたいから、自分を強く見せたいから、そして、カッコいいから。
わたしも、ジェームスディーンに憧れました。 しかめっ面でタバコを吸う姿が、不良の象徴、みたいでカッコいいと思いました。
私はそれでもタバコを吸う事はありませんでしたが、そんなちょっとしたきっかけで、タバコを吸い始めた方も多いと思います。
一度付けた名前は、後悔しても一生付き合って行かなければなりません。 でも、タバコは努力で辞めることが出来ます。
「そういえば、なんでタバコ始めたんだっけ?」なんて冷静に考えてみれば、意外とタバコを辞めるキッカケがつかめるかもしれません。
「カッコいい」になるには、カッコつけてちゃダメです。素の自分で勝負してみませんか??
2012年 4月号 職場におけるたばこ対策支援事業を実施して
大館保健所 兎澤 真澄
大館保健所では、平成23年度「職場におけるたばこ対策支援事業」を実施しましたので紹介します。
内容は、①職場における喫煙対策の実施状況についての調査、②事業所に対する健康教育の実施、③事業所向け講演会の開催、④イベントでの啓発活動でした。
①の調査結果では、「対策を実施していない(計画中を含む)」施設は全体の34.6%で、平成22年度に秋田県健康推進課がん対策推進チームが行った「事業所等における受動喫煙防止に関する調査」結果の「特に対策は行っていない」の12.4%に比べ高率でした。これは、調査対象が健康増進法第25条の影響を受けにくい建設業、製造業、運輸・通信業、卸売・小売業・サービス業の割合が高かったためと考えられ、実際この業種は対策をとっていない割合が高率でした。また、従業員数別で見ると、規模が小さいほど対策を取っていない割合が高く、規模が大きくなると対策は取っているものの喫煙区域(喫煙室及び喫煙コーナー)設置割合が増加し、全面禁煙(建物内及び敷地内)割合が増加するわけではありませんでした。
②の健康教育ですが、調査対象約470施設に対し、「たばこ出前講座」の申込用紙を2回送りましたが、申込は5件のみでした。救いは、出前講座(この時はたばこトリビアクイズを行いました)を行った事業所のうち1箇所でしたが、建物内禁煙になったことです。
次に、③の事業所向け講演会ですが、大館市と鹿角市において、調査結果報告、労働基準監督署による情報提供「職場における喫煙対策のためのガイドラインについて」、そしてすずきクリニック院長 鈴木裕之先生による講演「禁煙治療と職場における禁煙サポートについて」の内容で行いました。残念だったのは、多くの人を集めることができなかったことですが、アンケート結果からは、2回とも医師の講演について9割近い方が「良かった」と回答し、もっと多くの人に聞いてもらいたかった記載していました。
④のイベントでの啓発活動は、呼気一酸化炭素測定やたばこトリビアクイズによる禁煙や受動喫煙を勧める内容でしたが、進んでは参加しないものの声をかけると結構乗ってきてくれ、喫煙者は背中を押してくれるのを待っているのかなという印象を受けました。
初めての試みで、思い通りには行かない結果でしたが、一朝一夕でできる仕事でないことは覚悟の上です。これからも、地道にですが継続して活動していこうと思います。
2012年 2月号 職場における禁煙指導
秋田・たばこ問題を考える会代表、外旭川病院 三浦 進一
神奈川県の松沢知事は国に先駆けて罰則のある「受動喫煙防止条例」を2010年4月から施行した。
非喫煙者の受動喫煙による健康被害をなくし、日本人の健康寿命を延ばそうという施策がやっと地方から始まったのである。
職場の喫煙はトップの意識にもよるが、上司や同僚が喫煙する場合には自分も止めにくいという特性があり、改善が進みにくい。
しかし、職場健診でも特定健診と同様に喫煙の有無を問い、有所見者に保健指導、禁煙指導が必要となり、個々人のタバコの害の認識と共に、職場全体をタバコを吸いにくくする環境作りが重要となった。
そのためには敷地内禁煙、禁煙教育、禁煙補助剤の配布などの対策が有用で、さらにパッチや飲み薬を利用した保険の効く禁煙外来受診であまり苦しまず禁煙できるよう勧めるべきである。
会社、職員の禁煙・健康志向の向上は、職場の環境、衛生、ひいては家族、社会への大きな貢献となり、会社の発展の原動力となることを認識すべきである。
(2009年7月25日、日本産業衛生学会東北地方会講演要旨より転載)